グーとパーでチームを分ける「アレ」、全国に50パターン以上の掛け声が存在することが判明
意外と多い「グーとチョキ」派
みなさんからの投稿をまとめるにあたって、筆者が最も驚いたのは、グーとパーではなく「グーとチョキ」でグループ分けをしていた、という声がかなり多かったことだ。
特に、北海道と愛知の読者からの投稿の多くは「グーとチョキで分かれていました」というものだった。
「私の住んでいる地域では、グーとチョキの『グーチーグーチー、あったっち!』がよく使われていました。揃わなかったときは『あったっち!』で繰り返します」(北海道女性)
「2つのグループに分けるときは、グーチーグーチーあったひと!でした。」(北海道20代)
と北海道の読者。ただ、投稿者の隣町の友人は「グーとパーで合った人!」と言っていたらしいので、北海道全体が「グーチーグーチー」で別れるわけではなさそうだ。
愛知では
「グーとチョキで、『ぐっぴーぐっぴー揃いもんが勝ちよ』でした!」(愛知県10代女性)
「グーとパーではなくグーとチョキで『ぐっぴーらーむーね』。
クッピーラムネが元ネタだと思われるけど、大抵の場合通じない。愛知県内でもマイナーな掛け声。高校では通じなかった。ちなみに高校では周囲に合わせた結果『ぐっとぱーで、そーろーい』に変化」(愛知県20代女性)
など「ぐっぴー」が使われることがあるようだ。チョキを使っていたかどうかの記載はなかったが「グッピグッピレッシング、あーらっせ!」(愛知県20代女性)という投稿も。
他には、「グーッチョ!」(山形県男性)、「くっつき決まればぐとちとじゃん!」(神奈川県50代女性)、「グッチーグッチーグーッチ」(岐阜県10 代男性)、「グッチーわかれ」(三重県20代女性)、「グーッチッ!」(三重県20代女性)、「ぐっちーで別れましょっ!」(和歌山県男性)などがグーとチョキで分かれる際の掛け声として使われていたようだ。
そして、極少数意見だが「チョキとパー」で分かれていた、という読者も。
「グーとパーではなくチョキとパーで『チィとパァで!』でした」(兵庫県30代)
さて、皆さんが使っていた掛け声はこの中にあっただろうか?
今回の記事でご紹介した掛け声は、全部で約50パターン。まとめながら、こんなにもバリエーションがあるのかと気が遠くなったが、おそらくこれは氷山の一角。まだまだ見知らぬじゃんけんの掛け声がたくさんあるに違いない。
人とチーム分けのためにじゃんけんをする時には、互いが使ってきた掛け声を確認してから臨んだ方が、混乱を避けることができるかもしれない。
Jタウンネットでは、この掛け声の地域差やバリエーションについて、引き続き調査を続ける予定です。
記事で紹介した以外の掛け声を使っていたという読者がいれば、読者投稿フォームまたはメール(toko@j-town.net)、公式ツイッターのダイレクトメッセージで、その掛け声と、住んでいる都道府県、年齢(20代、30代など大まかで結構です)、性別を明記してお送りください。――みなさま、ご協力お願いします!