新型コロナで「中国から商品が届かない」 悲鳴噴出「100均」業界のいま
[みみよりライブ 5up-広島ホームテレビ]2020年4月22日放送「5up!NEWS」のコーナーでは、新型コロナウイルスが100円ショップに与えた影響について取り上げていました。
番組が取材したある100円ショップでは、1か月以上、工場から商品が届かないというのです。理由は、メイド・イン・チャイナ。中国で作っている商品の輸入が滞っているのです。

「非常に深刻な状態になっています」
物流倉庫の担当者は、「2~3日欠品することは正直あるんです。しかし、これだけ長く欠品するのは初めてですね」と話していました。
新型コロナの影響で、3月頭までほとんどモノがない、という状態に。ようやく徐々に商品が入り出し、出荷もできるようになったんだそう。
大阪堺市にあるミツキ。100円グッズのメーカーです。900種類のアイテムを扱うこちらのメーカーにも、新型コロナの影響が。
「7割ぐらいは中国製ですね。500、600アイテムは。ただ、今、非常に深刻な状態になっていますね」(ミツキ社長)
社長が心配しているのは、販売スケジュールの変更。扇子やうちわなどの季節物商品。中国の工場から納品が遅れているため、気が気でないといいます。
「売れる時期を逃しますと全く売れなくなりますので。またどれだけズレ込むか」
心配は尽きない様子です。
また、本来は中国の工場で検品した商品が送られてくるのですが、今は日本で検品作業も行うことに。新型コロナで100円ショップにも大きな影響が出ていますね。
(ライター:tama35)