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「廃園の危機に直面しております」 コロナ禍にあえぐ草津熱帯圏、Amazonほしい物リストで緊急支援呼びかけ

笹木 萌

笹木 萌

2020.05.01 11:00
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「自粛状態が3、4か月続けば廃園」

草津熱帯圏のSNSおよびブログ担当者によれば、エサの差し入れはある程度の量が集まったため一旦受付を休止。現在は、ほしい物リストに載っている商品の購入や、資金援助を呼びかけている。

「うちは民間でやっているので収入がお客さんの入園料がほとんどです。現在は休業中なのでお客さんが一人もおらず、収入ゼロの状況でエサを含めたいろいろな出費を抑えるためにご協力をお願いいしています」

園の窮状をこのように話す担当者。今後の見通しが立たない中、少しでも存続の可能性を残すため、支援物資の呼びかけに至ったという。

「園長が言うには自粛状態が3、4か月続けば廃園だと。今は貯金を切り崩してやっている状況です」

平時のゴールデンウイークであれば、多い時で1日100万円の売り上げがあった。しかしその収入が見込めない今、差し入れや寄付に頼らざるを得ない。

すごい量を食べるリクガメ(画像は草津熱帯圏提供)
すごい量を食べるリクガメ(画像は草津熱帯圏提供)

ツイッターでは20日の呼びかけによって届いたエサを食べる動物たちの姿を公開。見事な食べっぷりを見せるリクガメの様子も見られる。草津熱帯圏ではおよそ150種1000頭の動物を飼育しており、収入がない状態でも彼らのエサは欠かせない。

担当者は予想を超えるエサの差し入れがあったことについて、

「知名度の低い動物園なので、多くの方からの応援があることに驚いています。『頑張ってください』『コロナが落ち着いたら遊びに行きます』といった手紙を付けてくれる方も多いので嬉しいです」

と話している。

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