マニアも唸った絶品グルメ 青森の「インスタントせんべい汁」が驚きのクオリティだった
2020.04.26 11:00
汁を含んだせんべいは間違いなく食事の雰囲気
そもそもせんべい汁に使われる南部せんべいは、小麦をかためて揚げたもので、米など農作物が不作の際の保存食としての役割があったそうです。なので、南部せんべいはつゆの具というよりは、汁物に入れる主食であり、すいとんやお餅などと同じ感覚で食べられています。
汁を含んだせんべいは、とても不思議な食感です。湯戻し4分で食べ始めた時はちょっとかためで、せんべいの耳の部分が特にかたく、ちょっとホルモンみたいな食感に感じました。
食べ進めていくうちにだんだんやわらかくなっていき、小麦の雰囲気が出てきます。すいとんやお餅ほど重くはないものの、はんぺんやお麩よりは明らかに重たい食感。
あまり例えようのない食感なのですが、少なくとも元の南部せんべいの雰囲気はまったくありません。お菓子ではなく完全に食事です。食べる前のイメージとはまったく違いました。