ビルの窓から「助けてください」! 何事かと思ったら...飲食店の大胆すぎるアピールが話題
「セカチューとかけました」
Jタウンネットは2020年4月22日、メッセージの主である東京都中野区の居酒屋「ネオビストロ MURA 中野店」の店長に取材した。
店長によれば、テイクアウトは1週間ほど前から開始。貼り紙も同時期に作って掲示を始めた。貼り紙はビルの3階と4階に掲示されており、3階が「ネオビストロ MURA 中野店」、4階が系列店(現在は休業中)となっている。
「テイクアウトをすることが初めてだったので、インパクトを残したいということで窓に貼らせていただきました。またこういう状況ですので、うちのお店の前を通った時に、ちょっとでもクスッと笑えてもらえればと思います」(店長)
1文字あたりA3用紙4枚分の大きさ。制作した店長は「文字数が多く大変でした。黒ペンを何本も無駄にしました」と話す。内容については、
「店を経営している年代が30代なのですが、高校生のころに流行ったセカチュー(世界の中心で愛を叫ぶ)とかけました」
と説明。どこかで聞いたことがあるフレーズだと思ったら、そういうことか...。貼り紙の効果はあったようで、実際にこれを見て来たと話すお客さんもいたという。
「ネオビストロ MURA 中野店」は営業時間の短縮により売り上げが10分の1くらいまで落ち込んだ。しかし家賃などの支出は普段通りあるため、少しでも売り上げを伸ばすためにテイクアウトを始めた。
現在、店内を利用する客はほとんどいない。テイクアウトでは新しくメニューを考え直し、3~4種類ほどのお弁当をワンコインで売っているといい、
「こういう時ですので、おいしいものを低価格で召し上がっていただきたいと思います」
と店長は話している。
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