「いまは目立つことより距離が大切」 ことでんツイッターの取り組みに称賛
新型コロナウイルスの感染予防のため、人と人が互いの距離をあける「ソーシャルディスタンス」。
香川県高松市を拠点に鉄道・バスなどを運行する高松琴平電気鉄道(ことでん)はツイッターでもソーシャルディスタンスを実施している。
プロフィールの名前も社会的距離を意識してみました。
— こ と ち ゃ ん 【 こ と で ん 公 式 】 (@irucakoto) April 7, 2020
これは2020年4月7日にことでんのマスコットキャラクター「ことちゃん」の公式ツイッターアカウントが投稿したもの。
「プロフィールの名前も社会的距離を意識してみました」
とのことで、名前を見ると「こ と ち ゃ ん 【 こ と で ん 公 式 】」とばっちり一文字ずつ社会的距離を保っている。
この投稿に対し、ツイッターでは
「素晴らしい!」
「その文字の配置、ハイセンスです」
といったコメントが寄せられている。
なかには「『ことちゃん』検索しても見つけられなくならない?」と心配する声もあったが、それに対してことちゃんは
「いまは目立つことより、距離が大切だとおもいます」
と返信。社会的距離に対する意識の高さを見せた。
啓発に繋がれば...
Jタウンネットは2020年4月8日、ことでんの担当者に詳しい話を聞いた。今回のツイッターでの取り組みについて、
「社会的距離を空けることが感染防止に効果があるということを受け、その啓発になればと思いました。少しでも感染防止を意識づけるきっかけにしてもらえれば」
と話す。「今はパソコンやスマートフォンを見ている方も多い時期かと思うので、ツイッターであればそういった方々の目にも入りやすいのではないか」との考えも。
また、
「外出自粛などで気分が滅入ってしまっている方にくすっと笑って頂けるような、癒しを提供できればとの思いもあります」
とのこと。確かに、この社会的距離の空いた名前を見ているとどこか癒される。
6日には社会的距離を保ったロゴもツイッター上に公開したことちゃん。

この投稿もツイッター上では好評で
「思い切り笑わせていただきました」
「この密度の低さが何となく四国っぽいイメージ」
と見た人の心を癒しているようだ。
心が疲れてしまったときはことちゃんのゆるっとしたツイートを見て、癒されるのも良いかもしれない。