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地域の課題をSDGsで解決? 北九州市で見つけた「未来の商店街」の姿とは

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2020.03.30 12:00
提供元:北九州市

トイレの貸し出しもSDGs?

もう1つ、魚町銀天街の中にある店舗を紹介させてほしい。創業1860年の老舗日本茶店「辻利茶舗」だ。

この店では、以前から商店街を利用する人にトイレを貸し出している。

「だから何...?」と思うかもしれないが、実はこれもSDGsに関わりがある。「安全な水とトイレを世界中に」という目標達成につながる取り組みなのだ。

トイレ貸し出しがSDGsなんて...ちょっと意外?
トイレ貸し出しがSDGsなんて...ちょっと意外?

そのほか、辻利茶舗では、出涸らしの茶葉にかける専用ポン酢「お茶ぽん」を販売している。店の担当者は

「以前から販売をしているものですが、これもSDGsらしいんですよ。SDGs商店街が始まるまで、本当に意識してなかったんですが...」

と話すが、もちろんこれもフードロスを減らすことができる商品だ。

本来は捨てる茶葉をおいしく食べられる
本来は捨てる茶葉をおいしく食べられる

――ここまで、いくつかの店を取材してきて分かったことがある。

まず、SDGsは想像よりもずっと身近なものだということ。そして、SDGsの目標達成につながる取り組みに携わる商店街の人たちが、

「特別なことではなく、やって当たり前のこと」

という認識を持っていることだ。

こうした考え方をしているなんて、実際に商店街の人たちに会って話を聞くまでは、はっきり言って想像すらしていなかった。

「SDGs商店街」が生まれた理由
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