Windows XPの壁紙そっくりな草原が都内で発見される
2001年に発売され、14年4月にサポートを終了したWindows XP。サポート終了後もセキュリティ更新プログラムが提供されるといった例外的措置がとられており、長きにわたって愛されているOSだ。
そんなWindows XPでお馴染みなのが、初期設定でデスクトップの壁紙になっている「草原」の画像。青い空に白い雲、なだらかな傾斜の芝生...。まさに絵に描いたような風景だ。
ツイッターでは、それとよく似た光景が東京都内で見られると話題になっている。
それがこちらだ。
パソコンの中にあった懐かしい光景。空といい草原といいXPの草原さながらだが、これは東京都多摩市にある鶴牧東公園で撮影された写真だ。
ツイッターユーザーのヤマキ(@Yamaki_82)さんは2020年3月20日、
「この写真、Windows XPの壁紙みたいだろ。
多摩センターなんだぜ、この写真」
と投稿。他のユーザーからは、
「誰が見ても、これは壁紙ですね(笑)」
「多摩センターはWindowsだった......???」
「デスクトップの壁紙にしてみました 違和感ないですね」
といった声が寄せられている。中には色を変えることで、よりXPの草原に近づけるユーザーもいる。
3年前の夏に撮影
Jタウンネットは25日、投稿者のヤマキさんに詳しい話を聞いた。
撮影したのは17年9月で、時刻は16時ごろ。この場所は多摩ニュータウンが好きな友人に紹介してもらったという。
「Windows XPが登場する前から鶴牧山のことは知っていたので、Windows XPの壁紙を見た時、『ここってもしかして鶴牧山?』って思いました。実際のWindows XPの写真は、アメリカのカリフォルニアみたいですけれど...」
鶴牧山の風景がXPの壁紙に似ていると感じた理由について、ヤマキさんはこのように話している。撮影時は夏だが、今の季節だと草の色が茶色っぽくなっており壁紙のようにはならないそうだ。
鶴牧東公園にある小高い丘からは、マンション街が臨める。都会の喧騒を忘れることができる、開放感あふれるスポットだ。
ヤマキさんは投稿が話題になっていることについて、
「自分もここまでの反響があるとは考えていなかったので驚きでした。他の人がWindows XPの壁紙に似せて画像を調整してくれて、『本当にWindows XPにそっくりだ...』と自分自身でも楽しませてもらいました。『懐かしい!』とのコメントもいただき、多くの方が私のツイートでいろんな思いに浸ってくれたので嬉しい思いがあります」
と話している。