パンも具材もスケスケだ...! 包丁の達人が作った「薄すぎるサンドイッチ」が話題
「食材が全部透けてる」――
見た人からそんな感想が出るほどに薄いサンドイッチが、ツイッターで注目を集めている。
投稿したのは、様々な食材を切って動画や写真を投稿するおいり(@oiri_kitchen)さん。
調理師学校を卒業後、趣味で料理をしているという彼がサンドイッチの作る過程を収めた映像をご覧いただこう。
2020年3月1日においりさんが動画をツイートしたところ、大きく注目を集め、4日昼現在約2万6000件のリツイートと約9万6000件のいいねを集めるなど話題になっている。
食パンは「障子紙の代わりになりそう」
まず食パンをスライスしていくおいりさん。耳を落とす時には、包丁をのこぎりのように前後させるのではなく、スーッと下ろすのみ。それなのに包丁はスムーズに入り、食パンもひしゃげていない。これだけでこの包丁が恐ろしく切れるものだとわかる。
耳を落とした後はサンドイッチ用にパンをスライスしていくのだが、これがとんでもなく薄い。切っている途中の包丁の刃がパンから透けて見えるほどで、「障子紙の代わりになりそう」といったリプライも寄せられていた。
食パンを切り終えた後は、具となるキュウリとトマトを切っていく。まな板にのせたキュウリに包丁を滑らせる様子は、まるで木材にカンナをかけているよう。そしてトマトは実に手を添えることもなくスライス。あまりの薄さに「トマトとかもはや膜」と感想を呟くユーザーも。
どちらも当然のように向こう側が透けている。
初めにスライスした薄いパンに、キュウリ、トマト、そして元から透けている生ハムをのせて挟んだサンドイッチは、スーパーで売られているサンドイッチ用のパン1枚よりも薄そうだ。
ペラペラのままでは食べにくいのか、くるくると丸めて口に運んだ様子。
気になるお味は...
Jタウンネット編集部が3日、おいりさんにこの極薄サンドイッチを食べた感想を聞くと、「想像以上に美味しく、味もしっかり感じました」と教えてくれた。
「でもなくなるのは一瞬です
食べたあと、『あれ、噛んだっけ?』と思うくらい一瞬でしたが美味しかったです」(おいりさん)
まるで綿菓子を食べた後の感想だ。
今回の食パンや具材は、今のおいりさんができる「極限の薄さ」に切ったものだそうだが、
「薄さに限界はありません。
1ミリの半分が0.5ミリというように、そのまた半分、半分と厚みというものがある以上もっともっと薄くすることができるはずです」
とのこと。おいりさんが作るサンドイッチは、今後ますます薄くなっていくのかもしれない。