関東人「奈良県最南端の駅は...この辺かな?」 →現実がこちらです
奈良最南端の駅はどこだ
「実際の奈良県最南端の駅」とはどこか? Jタウンネット記者が調べてみると、奈良県五條市にあるJR大和二見駅が最南端(北緯34度20分45.53秒)だった。しかしこの駅は無人駅だ。
その隣に、JR五條駅(北緯34度21分20.22秒)がある。こちらは有人駅であり、みどりの窓口もある。実質的には、ここが最南端と言ってもいいのかもしれない。
一方、五條市の東方に位置する吉野町の近鉄吉野駅ではないか、という声もネット上にあったので、一応調べてみた。だが「北緯34度22分36.95秒」で、わずかに北にあることが分かった。
つまり、奈良県最南端はJR大和二見駅であり、JR五條駅がナンバー2である。そこから南には、鉄道の路線はなく、駅もない、鉄道空白地帯ということだ。
奈良県の下半分に行くには、バスや車で行くしかないのだろうか。Jタウンネット記者は五條市観光課に聞いてみた。
「五條駅の近くに、奈良交通の五條バスセンターがあり、そこからバスを利用される方が多いですよ。また京奈和自動車道の五條インターを下りて、南へ向かう車も多いと思います」
五條市観光課の担当者は、かつて五條市から和歌山県新宮市までを結ぶ「五新鉄道」の計画もあった、とも教えてくれた。紆余曲折があり、結局、「五新線」構想は中断されてしまった。
「五條市から国道168号線を通って、奈良県の最南端の村・十津川村に観光に行かれる方は多いですよ」と五條市観光課。
奈良県最南端の村とは、いったいどんなところなのだろう?
Jタウンネット記者は十津川村に電話した。