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旅先いい話

まるで恋愛テーマパーク? 鳥取の山奥にピンクすぎる無人駅があった

笹木 萌

笹木 萌

2020.02.10 06:00
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最初からピンクではなかった。

異世界感ある(画像は智頭急行公式サイトより)
異世界感ある(画像は智頭急行公式サイトより)

そもそもなぜ「恋山形駅」という名前なのか。

総務企画課の担当者はその理由を次のように話す。

「当初『因幡山形』という駅名の予定でしたが、住民の要望により開業前に『恋山形』に変更しました。『恋』人を呼ぶ『来い』という意味と掛けています」

恋山形駅は1994年12月3日の智頭急行開業と同時に開駅。20年以上前の話ということもあり、住民からどのような要望があったか詳細は分からないとのことだ。

ただ、恋山形駅は開業当初からピンクの駅であったわけではない。今のデザインになる前の姿がこちらだ。

以前の恋山形駅(画像は智頭急行公式サイトより)
以前の恋山形駅(画像は智頭急行公式サイトより)

名前と全然マッチしてない...。現在の姿からは想像もつかないくらい物寂しい。

恋山形駅は13年6月9日、全国に向けた「恋の駅」としての話題提供や地域活性化を目指し、現在のデザインとなった。その背景には、「恋」が名前につく駅を持つ4つの鉄道会社が立ち上げた「恋駅プロジェクト」での取り組みや、智頭町の公民館で恋にちなんだ花「タマノカンザシ」を植える、「恋にちなんだ短歌・俳句」を募集するなどの活動を行ってきたことがある。

派手なデザインになった今も、公式サイトには「周辺にはお食事処はおろかお手洗いもありません」注意書きがある。周辺に何もないのは変わらないようだ。

1日の乗降者数は「平均6人」
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