広島で「白いカキフライ」販売開始 生食用カキを贅沢に調理
2020.02.04 08:00
消費量日本一でも課題
中区にある握手カフェなど、県内4か所で1月15日から販売が始まった白いカキフライ」。大崎上島町などで養殖された生で食べられるカキを、糖度の低いパン粉と特別なラードを使用し、低温でじっくりと揚げます。
一般的なカキフライは、加熱用のカキを高温で揚げています。白いカキフライは生食用を使うことで、パン粉に色がつかないよう低温で調理することができるのです。
握手カフェの金本店長は、「カキ本来の美味しさを味わっていただける。カキフライに普通付いているレモンやタルタルソースを付けずにそのまま食べていただけるものだと思っています」と話していました。
この白いカキフライ。県がカキにまつわる課題解決のために開発したものです。
カキの生産量日本一の広島は、消費量も全国平均の2倍以上と、日本で一番カキを食べる県です。
しかし、県の調査では、広島観光で最もすすめたいもの、でカキと答えた人はわずか1.7%。お好み焼きを大きく下回る結果に。
県民が観光客にカキをおススメしたくなるよう、白いカキフライが開発されたのです。
何もつけずに食べてもカキの旨味が凝縮されている白いカキフライ。提供する店舗が増えることで、もっと話題になるかもしれませんね。
(ライター:tama35)