まるでオホーツク海? 話題の「青いビール」実際に飲んでみた
ビールが苦手な人でも飲めるように
グラスに注がれたビールは、深い青色。匂いはすっきりとした柑橘系の香りが漂う。ビールが苦手な筆者だが、フルーティな味わいで、苦みを感じなかった。そして、塩気を感じることもなかった。
編集部員にも飲んでもらうと、
M記者「ビールっぽくないね。果実系なのかな。水のように飲めちゃう。それと若干苦みがあって美味しい...」 Y記者「ラムネみたい。ジュースのようだね」
との感想が。海のような味はしなかった。そして深い綺麗な色だと口を揃えた。
ところで、なぜ青色のビールを販売しているのだろうか。
製造元である「網走ビール」の長岡拓児代表は、2020年1月23日、Jタウンネットの取材に対して、
「どこにでもあるようなビールではなく『網走にしかないビールとは何か』という発想のもと、オホーツク海の青色をイメージしました」
と話す。天然のクチナシ色素を使用することで「深い青、澄み渡るオホーツクブルー」を表現。2008年2月から販売を開始し、年間約60万本を売り上げるヒット商品で、網走ビールの1番人気だという。
「販売当時(2008年頃)から、若者のビール離れが話題になっていましたが、ビールが苦手な人でも飲めるようにしました。口当たりが爽やかで、ライトでスッキリとしていますよ」(網走ビール・長岡拓児代表)
また、長岡さんは流氷だからといって、塩が入っているわけではないとも話している。採取した流氷を、ろ過して綺麗な水にして使用しているのだ。
思い返しても、たしかに飲みやすくて美味しいビールだった。長岡さんはツイッター上で、話題になったことに対して、
「深い青色や『流氷』といった、他のクラフトビール会社とは違ったコンセプトで販売をしております。注目していただけると、大変うれしいです。網走市外でも、認知度が上がって欲しいと思っております」
とした。気になった人はぜひ。