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シンプルだからこそ難しい...! 白一色でデコレーションされたケーキが彫刻のような美しさ

笹木 萌

笹木 萌

2020.01.18 11:00
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花の部分は「素早く美しく」

Jタウンネットは2020年1月16日、cakeworks kinpikaの店主・きんさんに真っ白なケーキの製作理由を聞いた。

このケーキは昨年末、あるお客さん用に製作したもの。ケーキは花やつぼみ、葉っぱも含めてすべて白、リボンは紺で指定されたという。ケーキの中身はイチゴ、生クリーム、スポンジとシンプルだ。

お客さんからは、

「受け取りで一目見たとき、家で箱を開けるとき、食べる時までずっと幸せで、大好きな白とリボンのネイビーがいつまでも見ていられる、かわいさだったけどおいしくいただいてしまった」

とのメールが届き、大満足だったようだ。

紺のリボンが映える(画像はcakeworks kinpika提供)
紺のリボンが映える(画像はcakeworks kinpika提供)

きんさんは、このように花をのせたケーキを「フラワーケーキ」と呼んでいる。元々は似顔絵のケーキなどを製作していたが、「お花をのせられないか」というお客さんの希望で、6年ほど前から作るようになった。

フラワーケーキが話題になるようになったのは、ここ1、2年ほど。華やかな見た目に目が行きやすいため、味には気を配っているという。特に花に使っているバタークリームには苦手意識がある方も多く、くちどけの軽いものを使用している。

精巧な花の部分はやはり難しく、手の熱が伝わらないよう、クリームを素早く絞る必要があるとのこと。安全性の面からも、「素早く美しく」は一番意識しているという。

また、白いケーキとなると色でのごまかしがきかないため、花の繊細さは余計に問われると感じているそうだ。

クリームなんて信じられない...(画像はcakeworks kinpika提供)
クリームなんて信じられない...(画像はcakeworks kinpika提供)

きんさんは白いフラワーケーキが話題になったことについて、

「こういったケーキは贈り物、自分へのご褒美、大切な節目やタイミングでご利用が多いかと思います。たくさんの方がケーキとともに、大切な時間を過ごしたいと考えてくださることが嬉しいです。そのお手伝いをさせていただくのが私の仕事なので、あくまでわき役としてひっそりと頑張りたいです」

と話している。

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