猫駅長りょうま、本当にありがとう―― 全国からの寄付で、駅前に追悼碑
2019.12.19 08:00
[みみよりライブ 5up-広島ホームテレビ]2019年12月9日放送「NEWS LINEUP」のコーナーでは、今年2月に息を引き取ったネコ駅長・りょうまの石碑を紹介していました。
JR志和口駅で親しまれてきたりょうま。地域の活性化に貢献した功績を称え、石碑が作られました。
再び地域のために
りょうまの活躍を称えようと、JR志和口駅に石碑とモニュメントを設置することに。全国のファンから集まった寄付金で作られました。
地元住民の女性は、「かわいい。本当にかわいかった。7年間元気でいてくれたんだと改めて思った」と話していました。
石碑の除幕イベントには地元住民や県外の観光客など、100人近くが駅を訪れ賑わいを見せましたが、地域が抱える課題もあります。
JR志和口駅がある芸備線は、昨年7月の豪雨災害で橋げたが崩落するなど、甚大な被害を受けました。
10月、ようやく全線で運転を再開しましたが、駅の利用者は減少傾向で、18年度は1日494人。災害前の年よりも、大幅に落ち込んでいるのが現状です。
住民たちは、りょうまの石碑をきっかけに利用客を増やし、地域の活性化につなげたいとしています。
りょうまを偲ぶ会の中原会長は、
「りょうまは亡くなったけどこれで終わりじゃない。りょうまの石碑がでてる、といえばまたみなさん来てくれると思う」
と話していました。
20年2月には、りょうまを偲ぶ催しが行われる予定で、この先もネコ駅長の活躍が期待されています。
ネコ駅長りょうま。亡くなった後も地元の皆さんに愛されているようですね。
(ライター:tama35)