九州名物「棒ラーメン」のカップ麺が存在していた 本家との違いは?マニアが徹底比較
それぞれ異なるスープの味わい
続いて、カップ麺2種を食べていきます。どんぶり型とタテ型ともに「マルタイラーメン」を冠していますが、両者のセールスポイントは異なっていて、それぞれパッケージに、どんぶり型は「5種の彩り野菜」「カップで味わうマルタイラーメン」、タテ型は「ごま油の香りとカツオの旨みがきいたあっさり醤油スープ」と書かれています。

どちらのスープも豚骨ベースのあっさり醤油味ですが、どんぶり型のスープは醤油が濃く、棒ラーメンと比べるとパンチがあります。棒ラーメンが醤油味とも豚骨味ともつかないのに対し、どんぶり型のスープは明らかに醤油味です。
棒ラーメンが昔ながらの長浜ラーメンなら、どんぶり型は素朴な醤油ラーメンという印象を持ちました。棒ラーメンとはまた違う魅力のあるスープです。

一方のタテ型のスープは、どんぶり型に比べるとおとなしい味ですが、棒ラーメンよりもかつおが強めで、こちらは魚介醤油味。あっさりやさしい味です。
両カップ麺とも、棒ラーメンの特徴であるごま油の風味が感じられます。どんぶり型は別添袋でごま油を加えて風味が強いのに対し、タテ型はほんのり香る程度。ごま油が強い分、どんぶり型の方が棒ラーメンに近い味でした。
