「カニみそ」の正体、ご存知ですか?
フォアグラのようなもの?
金沢の飲食店で尋ねてみると、カニみそはカニの「中腸線」という部分なのだそうです。
中腸線は、肝臓と膵臓の機能を併せ持ち、食べ物の分解、吸収、栄養を蓄える臓器です。
車エビにも中腸線があります。いわゆるエビみそと呼ばれる部分です。
カニみそには、カニによっても違いが。ズワイガニは緑色、毛ガニは黄色、タラバガニはカニみそがほとんどないそうです。
みそと呼ばれる所以は、みその形状に似ているからだと言われています。
「カニみそ」というとカニの脳みそを想像していましたが、カニの脳みそはとても小さいのだそうです。
あの濃厚な味は、肝臓の部分だからこそ。まさにカニのフォアグラなのですね。
(ライター:りえ160)