夜になると風が弱まるのはなぜ? 気象予報士の解説は...
気温が関係していた
実際、19年1月18日の仙台の風速グラフを見ると、風速は日中に強まって夜に弱まる。さらに翌19日も、日中強まって夜弱まるというグラフになっていました。
この現象、珍しいことではなく、よくある普通のことだそう。
番組に出演した気象予報士によれば、このようなことが起きるのは「夜は空気が冷えて『隙』がなくなるから」だそう。山の頂上やビルの屋上の高いところだと、地上よりも強い風が吹いていますね。
日中、地上付近の気温が上がると、温まった空気が上昇していきます。その際、空気が上昇することで生まれた「隙間」に、上空で吹いていた強風が下まで降りてくるとのこと。そのため、日中は風が強くなるそうです。
夜は真逆のことが起きていて、気温が下がり寒くなると冷たい空気は下にたまります。そうすると上空で吹いている強い風は地上付近に降りてきても入る隙間がないため、強風がおさまるとのことでした。
これからどんどん寒くなりますが、このような理屈を知っているだけで、感じ方も変わるかもしれませんね。
(ライター:rin.)