「ケチが多い」都道府県といえば? 3位「京都」2位「愛知」、1位はやっぱり...
もはや他の追随を許さない存在感
さて、上の図表を見ても明らかなように堂々1位は大阪府だった。
全体の3割強を占める1118票を獲得し、2位の愛知県(466票)にダブルスコア以上の差をつける圧倒的な結果だ。かねてより、ネット上などで「大阪人はケチ」と言われていることもあってか、イメージ通りの他の追随を許さない存在感を見せつけた。
次いで、京都府(421票)、東京都(214票)、香川県(130票)と続き、トップ5にランクインしている。「うどん県」とも知られる香川県が食い込んでいるのは、少々意外な印象を受ける。
トップ5にランクインした地域について、改めてツイッターの声を紹介しよう。納得できるところはあるだろうか。
「大阪人はケチの塊」
「地元民には申し訳ないけど、愛知県民は大阪人よりもケチだと思います」
「ケチ、いけず、えぇかっこしぃは京都人の美徳ですぇ」
「大阪人ケチとかいうけれど...実際東京人のほうが懐小さいからね」
「香川県の県民性ってのはケチであること。とにかく財布の紐が硬い。味より何より値段を取る。それが香川県民」
他の地域について述べる時でさえ名前が登場する大阪。いったい、なぜここまでケチなイメージがついてしまったのか。
日本経済新聞の18年10月4日のウェブ記事「大阪人ってケチ?倹約?(もっと関西)」で、大阪の文化に詳しい大阪府立大の橋爪紳也教授は、
「東京の人との気質を比較して論じる際、商才が大阪人の長所とされてきたが、転じて『がめつい』というネガティブな評価にもなった」
と分析していた。「天下の台所」として江戸時代には物流、商業の中心地であった大阪。どうやら、そこで培われた商才が転じて、現在のケチなイメージに結びついているようだ。