そこでアクセル踏んじゃうの!? 高齢者に容赦ないと話題のバス広告、正しい解釈を聞いた
2019.10.30 18:00
運転士の目線に注目
担当者によれば、名古屋市交通局ではバスの発進前に乗客が座ったことを確認する「着座確認」を基本動作として行っている。
そのためこのポスターの状況においても、着座確認は当然行っており、
「『大丈夫ですよ』と言って、このお年寄りが座ったことをミラーないしは目視で確認をしています。しかも座ったからといって急にアクセルを踏むわけにも参りませんので、優しくアクセルを踏むということになります」
と担当者は説明。「お年寄りに限らず、優しく丁寧に運転をさせていただく」という意味がポスターには込められているという。
その証拠に、ポスターの運転士の目線は正面を向いていない。これは目視で乗客の着席を確認している姿だそうだ。
思わぬ形で話題となってしまったが、担当者は今回のことについて、
「優しい運転操作、しっかりとした整備の心がけなどの安心安全を、これからもお届けしていくということを広く知っていただけたら幸いです」
と話している。
ポスターは90周年記念事業のため、2020年度以降は見られなくなるとのことだ。