鳥取に「日本のハワイ」があった ネタだろ?と思って調べたら、意外とガチでリゾートだった
山陰を代表するリゾート地
そもそも湯梨浜町は、本家の米ハワイと姉妹都市提携をしている。毎年夏にはアロハカーニバルという恒例イベントが開催されているし、町職員は夏場アロハシャツ姿で勤務。決して、日本のハワイというのはただの飾りではないのだ。
実際、県北部の日本海沿いには、輝くような白砂と透き通った海が美しい「ハワイ海水浴場」がある。しかも、このビーチから車を10分ほど走らせると、東郷湖のほとりに面した「はわい温泉」にたどり着く。
海水浴を楽しんで、すぐに天然温泉でまったり。こうした楽しみ方は、本家のハワイでもできない体験かもしれない。
もちろん海や温泉だけでなく、東郷湖に面した公園や町東南部の山々など緑も豊か。実際、全日本ノルディック・ウォーク連盟公認コースの全国第1号に選ばれたのは、東郷湖の周囲をめぐるルート。それだけ、ウォーキングを楽しめる風光明媚な地だと評価されたということだ。
「日本のハワイ」というのはちょっと大げさかもしれないが、山陰地方を代表するリゾート地といっても、決して過言ではないだろう。
そんな自然に恵まれた湯梨浜町は、移住先としても注目を集めている。鳥取県が発表している県内への移住者情報を見ても、湯梨浜への移住者は急増している(過去3年間で約3.6倍)。
また、Googleの検索欄に「湯梨浜町」と入力すると、予想関連ワードとして「移住」が自動で表示される(19年10月23日現在)。それだけの人が、湯梨浜への移住に関心をもって、ウェブで検索していると言えるだろう。
なぜ、こうした結果になったのか。考えてみるとやはり、これまでに説明してきたようなリゾート地としての側面が影響しているのだろう。
実際、地元紙である日本海新聞の19年7月28日付の記事では、湯梨浜町など5自治体への移住サポートを行う事業「カラフル」のコーディネーターが、次のように語っていた。
「(湯梨浜町の魅力について)日本らしさを残しながらもリゾートの雰囲気も持ち合わせている。海・湖・山と全てがそろい、温泉もあるまさに山陰地方のリゾート」
とはいえ、リゾート地として興味があっても、仕事だったり住居だったり子育てだったりと、実際の移住を考えるにあたって気になることは沢山あるだろう。
実は、そんな疑問を解消することができるイベント「ゆりはま移住セミナー」が、19年10月30日(東京会場)と11月1日(大阪会場)に開催される。会場では、湯梨浜町の紹介や移住者の本音トークコーナーが行われるほか、移住相談ブースも用意される予定だ。
また、11月8~9日には、参加費5000円(宿泊代、食事代込み)で湯梨浜の魅力を満喫できる移住体験ツアーも開催予定。セミナー、ツアーともに、詳細はこちらのサイトで確認できる。