「ホントにホントにライオンだ~♪」 富士サファリパークのCMソング、実は「フルバーション」があった
フルの短さに対し...「この長さで致し方ないと思っています」
まず、15秒バージョンとフルバージョンの歌詞を確認しよう。
「ホントにホントにホントにホントに ライオンだ
近すぎちゃってどうしよう
ホントにホントにホントにホントに 行きたくなって
富士サファリパーク」(15秒バージョン)
「ホントにホントにホントにホントに ライオンだ
ホントにホントにホントにホントに 象なのだ
近すぎちゃって近すぎちゃって どうしよう
かわいくって どうしよう
ホントにホントにホントにホントに 熊なのだ
ホントにホントにホントにホントに 行きたくなって
富士サファリパーク」(フルバージョン)
15秒バージョンにも増して「ホントにホントに...」の圧がすごい。フルの歌詞ではライオンの他に、ゾウとクマがいたようだ。
富士サファリパークの担当者に確認してみると、フルバージョンはツイッターで話題になっている30秒のもので間違いないとのこと。
CMは広告代理店に依頼して作ったもの。1980年(昭和55年)4月に開園し、その年の秋頃から放映している。昭和、平成を飛び越え、約40年にもわたって愛され続けているというのだから驚きだ。
ここでツイッターでは「フルで30秒は短い」という指摘が多かったことについて聞いてみると、
「もともと、CMソングとして作成されたものですので、この長さで致し方ないと思っています。当時は30秒CMというのが主流だったと思いますので、それに合わせて作成したものと考えられます」
とのこと。現在では15秒CMしか作成しておらず、串田さんが音楽番組にでも出演しない限り、テレビでフルを耳にする機会はなさそうだ。
歌い手が串田アキラさんだということに関しては、富士サファリパーク公式サイトにある「よくある質問」https://www.fujisafari.co.jp/faq/other/でも説明。誰が歌っているのか、気になっている人が多いようだ。
ちなみに串田アキラさんを起用した理由については、
「野生のスリル・迫力を連想させる歌声として、起用されたものと考えています」(富士サファリパーク担当者)
とのこと。たしかに串田さんの歌声・歌い方からは動物たちのたくましさやソウルが感じられる...納得の理由だ。
担当者は突如ツイッターで話題に上ったことに対し、
「時代を超えて、多くの方に聞いていただき、話題にしてもらえることを光栄に思います。
当時、CMソングを聞いていた子どもたちは、今や40代、50代。これから、家族2代、3代と受け継がれ、あらゆる世代の方が口ずさんでもらえるように、園を継続(CMソングも使用)していきたいと考えております」(一部省略)
と話している。