ブリカツにかぼす、フライドしいたけ... 大分版「フィッシュ&チップス」のクセがすごい
しいたけが苦手な人にも好評
担当者によれば、注目したのは大分県で開催されるラグビーW杯の試合の参加国だ。ウェールズやイギリス連邦加盟国のオーストラリア、ニュージーランド、フィジーなどの試合が行われることから、フィッシュ&チップスに目を付けたという。
ファンゾーンで販売されているのは、「ブリ」を使ったフライ。しかし県産業課としてはブリにこだわりはないそうで、担当者は「幅広く作っていただきたい」という。
フライドしいたけは「しいたけチップス」という食べ物がすでにあったことから着想を得た。しいたけの生産地として有名な大分県は、しいたけが2019年には日本椎茸農業協同組合連合会が主催する「全国乾椎茸品評会」にて、団体の部で21年連続優勝を果たしている。
大分版フィッシュ&チップスはラグビーW杯のファンゾーンで販売するほか、カフェ&ダイニング「みのりみのる」やホテルのビュッフェでも食べることができる。
担当者によれば、外国人にも購入者はいるといい「グッドテイスト」との感想をもらったことも。「予想以上の反応をいただき連日完売の状況」とのことで、
「ブースに戻ってきて2度、3度買ってくださる方もいますし、ある2歳のお子さんは自分で手で持ってパクパク食べていました。しいたけが苦手な方も、これだったら食べられると言っていて。揚げると食べやすいんでしょうね。お子さんの受けがいいという印象です」
と、その人気ぶりを語った。
ブースでは500円(税込)で販売。販売期間はラグビーW杯の開催期間中を予定しているが、販売場所によっては「好評だったら継続するかも」と考えているところもあるようだ。