まるでミイラ?東京・高輪の「ゆうれい地蔵」 なぜこんな姿になったのか、その歴史を追った
2019.09.29 08:00
皆さんはこの地蔵をご存知だろうか。
光福寺(東京都港区高輪)という浄土宗の寺院の中に佇んでいる。名前を「ゆうれい地蔵」という。
写真を見ると、石造りで人型の像が埋め込まれていることはわかる。しかし顔無しで胴体に肉はなく、骨がむき出しだ。さらに腕は見えず、腹から足に向かうにつれて先細っている。
一見すると「ゆうれい」(?)と首を傾げてしまいそうになる。実際、ツイッター上には、この像を見たユーザーから、
「幽霊というより屍...」 「宇宙人の化石みたいだ...」
という声が相次いでいる。言われてみれば、たしかに幽霊というよりも亡骸に近いように見える。
いったい「ゆうれい地蔵」とは何なのか。Jタウンネット編集部が、その歴史を調べてみた。