誰が買うの?東京都心の豆腐屋リヤカー 直撃取材で分かった「意外な需要」とは
ラッパを吹きながら町を練り歩く、昔懐かしい豆腐の引き売り販売。見かけることも少なくなった印象だが、実は東京都内では今もリヤカーをひいて豆腐を売り歩く姿が目撃されている。
今でもそのスタイルを続けていること自体が希少だが、驚くべきことに、それがビルの立ち並ぶオフィス街で行われているのだ。
「豆腐屋あこ」こと菅谷晃子(38)さんは23歳の時から豆腐を売り始め、今年で16年目。週3で足立区綾瀬、木曜日は千代田区麹町、金曜日は港区西麻布を訪れている。
麹町と西麻布と聞いて、少し不思議に思う人もいるだろう。
Jタウンネット編集部は麹町にあるが、オフィスビル・飲食店が多く、六本木にほど近い西麻布は高級店やおしゃれな店の多いイメージだ。もっと住宅が集まった地域もあるだろうに、「なぜこんなところに豆腐屋が...」と思わずにはいられない。
どうしてこの場所なのか。なぜリヤカーでの販売を続けるのか。菅谷さんに聞いた。