ラッコは「グルメ」な生き物だった 気に入らないエサはポイっと捨てちゃう
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2019年7月16日放送の「仰天コロンブス」のコーナーでは、七尾市にあるのとじま水族館から中継をしていました。
この水族館には、ジンベイザメをはじめとして500種類ほどの魚がいます。なので、毎日のえさの量や種類も膨大なものになります。ところで、魚の中で一番食通、グルメな魚ってどれなのでしょうか?
大食漢でグルメな生き物
学芸員の方のお話によると、イルカはえさを丸呑みしてしまうので、グルメではないそうです。
イルカには胃が4つあり、丸呑みしてもゆっくりと消化するので、おなかを壊すことはないんだとか。
次に、水族館の人気者ペンギン。ペンギンは歯はありませんが、口の中に鋭いトゲがあります。けれどえさは丸呑みするのでグルメとはいえません。
そして、これも人気のラッコ。ラッコは、貝を食べているイメージがありますが、イカや鮭、ホタテやエビを食べます。
体重30キロのラッコが1日に食べるえさの量は4~5キロお茶碗30杯ほどのたくさんの量を食べます。
しかし、手にもって食べるときに感触であったり臭いを感じ取り、気に入らないものはポイっと捨ててしまいます。
ラッコがくるくるしながら食べるのは、腹の上にのせたエサで汚れた腹をきれいにするため。そして、気に入らないエサは捨ててしまいます。
イカやホタテでも食べない部分もあり、飼育員さんは食べさせる順序や量に気を使っているそうです。
ちなみに20年前はたくさんいたラッコも、現在は1割ほどに減り、ラッコが見られる水族館は全国で6か所だけ。
のとじま水族館のラッコは日本最高齢のおばあちゃんラッコなのだそうです。
ラッコは意外と繊細な生き物だったのですね。
(ライター:りえ160)