盲導犬のトイレ事情、考えたことあった? JR東日本が「専用トイレ」を初設置した理由
現場へ行ってみた
取材後、筆者はさいたま新都心駅に向かった。4月1日以降、何度か訪れていたのに全く気付かなかったが、どこにあるのだろうか。
改札内に入り、いつもは使わない京浜東北線のホームに向かうエスカレーターに近づいた。
車いすマークの下に見慣れないマークがあるのに気づいた。
ほじょ犬マークが駅の中にあるとは――。案内図を見ると、多目的トイレに隣接するように目的である、ほじょ犬トイレがあった。
入り口はガラス張りになっており、外から見える仕様になっている。
中には補助犬のトイレ台や汚物流しがある。トイレ台のシャワーには清掃用とのシールが貼ってある。トイレシーツで排泄をするが、万が一汚れてしまった際はシャワーで洗い流せる。
ほかにもダストボックスやインターホンもある。
非常に多くの設備が集約されており、これなら利用者も便利なはず。
調べるとさいたま新都心駅以外に、羽田空港や成田空港、東京芸術劇場や京王プラザホテルにもあるようだ。
しかし、いずれにしても数が少ないのも事実。さいたま新都心駅のほじょ犬トイレが話題になったのを機に、全国で数が増えてほしいと願うばかりだ。