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盲導犬のトイレ事情、考えたことあった? JR東日本が「専用トイレ」を初設置した理由

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2019.07.21 20:00
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そもそも、補助犬はペットの犬と同じように好きなタイミングで排泄はしない。補助犬ユーザーがタイミングを把握し、指示を出してから排泄するのが一般的。それだけ、訓練が徹底しているということだ。

気持ち良く排泄できる管理をユーザーがするだけでも大変なのだが、さらにその処理もしなければならない。土や植え込み、草のある場所といった排泄に適した場所が必ずしも行動範囲にあるとも限らない。

そうした場合、多目的トイレにペットシーツを敷いて使うパターンもあるようだ。

そんな補助犬のために作られたトイレ。Jタウンネットは詳しい話を聞くため、7月17日にJR東日本大宮支社の広報室担当者に話を聞いた。

さいたま新都心駅に設置した経緯を聞くと、

「付近にさいたまスーパーアリーナやコクーン(編注:ショッピングモール)があり、多くの人が集まり、お身体が不自由な方もいらっしゃいます。駅を便利で快適に使っていただくために、様々なニーズに対応するために検討しました」

と担当者。多目的トイレこそ色々な場所でみかける。しかし、ほじょ犬トイレは意識したこともなかった。多くの人が利用する鉄道会社だからこそ気づいたニーズといえるかもしれない。

岩手・一ノ関駅に簡易的な盲導犬用のトイレがあるものの、JR東日本で補助犬のためのトイレを設置するのは、

「簡易的なものを除いて初めてではないか」

という。こんな先進的な取り組みが埼玉で行われていると考えれば、県民として誇りに思える。

今後、ほじょ犬トイレがほかの駅で設置される予定があるかについては、

「今のところはない」

との回答だった。

さいたま新都心駅
さいたま新都心駅

現場へ行ってみた
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