買い物カートは「カゴなしでご利用ください」 スーパーの呼びかけ、メリットはどこに?
2019.06.20 06:00
「原信」「ナルス」はカゴも設置
新潟を中心に展開する「原信」「ナルス」の親会社である「アクシアル リテイリング」の広報担当者も、カートに直接入れるのは欧米式スタイルから来ていると話す。カートも大型と小型、両方あるようだ。
原信は1999年にこのスタイルを全店に導入、ナルスは経営統合した2006年から随時導入している。この2つのスーパーはカートでの買い物を前提としており、カートには「ショッピングカートはカゴなしでご使用ください」と記載があるほど。
しかし少量の買い物をするお客さんのため、どの店舗にもカゴが置かれている。また、基本は従業員が袋詰めまでしてくれるが、自分で商品を分けられるよう、セルフレジの一部にサッカー台が置かれているそうだ。
駐車場に持って行ったカートはそのまま放置してもいいことになっている。しかし担当者は、
「律儀な日本人気質なのか、カートは元の小屋に戻してくれる人が多いです」
と話している。
ツイッターを見る限り、以上の3店以外にもカゴなしスタイルを採用しているスーパーはあるようだ。手間も経費も削減できる「カゴなし」が普及する日も近いかもしれない。