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神職への暴言、御朱印帳の「郵送」要求まで... 常識外れ「御朱印トラブル」に悲鳴噴出

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2019.05.17 20:00
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書いたページを引きちぎって...

今年の「三社祭」では特別御朱印は頒布されない
今年の「三社祭」では特別御朱印は頒布されない

そもそも4月30日と5月1日の御朱印は事前予約制にしており、3月30日の時点で予約受付を終了すると、フェイスブックと飯盛分店の公式サイトで公表していた。しかしそれを知らず訪れた人もおり、中には「なんで書いてくれないの」と苦情を言ってくる人も。飯盛さんによれば御朱印は「お守り」のようなもの。「一生懸命書かせていただいているので時間もかかります」と訴えた。

このような現状を明らかにしているのは飯盛さんだけではない。

到津八幡神社(福岡県北九州市)の宮司は、5月7日にツイッターを更新。御朱印を書いた後に「特別御朱印も欲しい」と言われ、「参拝の証として授与してますのでお一人様一つのみです」と応じた。すると参拝客は書いたページを引きちぎって「お返ししますから、特別御朱印を下さい」と言ってきたという。宮司は特別御朱印は渡さず、初穂料も貰わなかったという。

別府八幡宮(山口県山陽小野田市)の権禰宜(ごんねぎ)・渡邉司郎さんは5月3日、伊勢神宮(三重県伊勢市)で御朱印を貰ったという参拝客に、

「達筆で書かれた神社名も有難い言葉もイラストもカラフルな印を散りばめていることもなく、『奉拝』の字すらない。伊勢神宮は努力が足りないのではないか?」

と言われたと、ツイッターで明かしている。参拝客は、続けて「これではスタンプラリーと同じではないか」と発言。渡邉さんは「朱印」こそが本来大切なものであること、イラストやハンコ、有難い言葉や「奉拝」の字すらも無くて良いものであると説明したという。

浅草神社は「平成」「令和」の特別御朱印を頒布する際、マナーの悪い客がいたことを受け、5月16日~19日の「三社祭」では特別御朱印を頒布しないと発表している。「暴言・恫喝また暴力に近い行為」をしていた人もいたといい、御朱印をもらう側のモラルが問題視されている。

(Jタウンネット編集部 笹木萌)

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