新潟のお寺が「半裸のイケメン」だらけに! 斬新すぎる「官能絵巻」展示、企画の狙いは
何がどうしてこうなった
実は、本堂に登場したイケメン達は、国上寺ゆかりの偉人たちを描いたもの。上杉謙信、源義経、武蔵坊弁慶、良寛禅師、酒呑童子の5人だ。いずれも、アーティストの木村了子さんがイラストを手掛けている。
この「イケメン官能絵巻」は、2019年4月19日から無料公開されている。設置に合わせて、イケメン化した5人の偉人がデザインされた限定の御朱印も販売される。価格は500円だ。
ちなみに、国上寺には5人ゆかりのお堂もあるそう。本堂のイラストを見た後で、お参りしていくのもアリだろう。
イケメン官能絵巻は、本堂の外壁に飾られていますが、その5人に縁のお堂がございます。絵巻をご覧になった方は画像をご参考にしていただき、ぜひお参りください。 pic.twitter.com/Y3UIOQ9Bns
— 国上寺 越後一之寺 (@kokujouji709) 2019年4月20日
しかし、1300年以上の歴史をもつお寺が、なぜこうしたユニークな取り組みを始めたのか。その理由について、住職の山田光哲さんは次のようなコメントを発表している。
「寺院と若者の距離がどんどん広がっていく中で、越後最古の名刹と言って頂いている寺院だからこそ、先頭に立って新しいことに取り組まないといけないと思っています(中略)今回は、女性のお寺に対するイメージも変えたいという思いで、『イケメン仏』を描かれている木村了子さんにお願いさせて頂きました」
実は国上寺、18年10月にも「SNS炎上供養」という取り組みで大きな注目を集めたばかり。こうした斬新な取り組みを続けることで、「若者のお寺離れ」に一石を投じ、お寺の古いイメージを払拭していく狙いがあるそうだ。