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老人ホームならぬ「老犬ホーム」 いったいどんな施設なの?

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2019.03.17 06:00
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犬の14歳は人間にすると80代

預かっている犬の平均年齢は14歳で、これは人間にすると80代。人間と同じように、認知症や白内障、体の不自由などさまざまな症状が出ていてし、24時間介護が必要な犬もいるそうです。

人間社会の高齢化により、飼い主が施設入所や入院することで行き場をなくしたペットが増えているといいます。老犬ホームあんでは、1か月の預かり料は1頭につき約3万円で、犬種によって変わります。運営は、預かり料と全国からの寄付金でまかなっています。

預かり料が高額と感じる人もいるかもしれません。

けれど、自立困難や認知症で昼夜逆転の症状が出て、夜中に無駄吠えをしたり寝たきりになったりするの犬もいるため、放っておくことはできません。脱水症状を起こしてしまうなど、24時間介護によりきめ細やかなケアが必要な犬も預かっているのです。

3人のスタッフで64頭の犬を24時間お世話していて、経営は決して楽ではありません。入院した妹さんの代わりに面会に来たという女性は「エサをあげて寝床を与えるだけならできるけれど、それでは犬にとってはよくない。ストレスのせいか毛が生えていなかったのに、ここに来て(妹の飼い犬のチャチャ丸は)毛がフサフサに戻りとても元気になりました」と預けて良かったと安心しているようです。

老犬ホームあんの福島耕太郎さんは「飼い主が無責任というわけではありません。これもひとつの選択肢だよねってポジションを確立できればいいと思っています」と言います。福島さん自身も事情により犬を手離すことになったつらい思い出があったので、この仕事を始めたということなのです。(ライター:hisa)

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