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深夜のバーでお坊さんに聞いた 迷惑隣人を「注意」するときのポイント【ご近所トラブル大賞2018】

ご近所トラブル調査団

ご近所トラブル調査団

2018.12.29 17:00
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Jタウンネットの人気コーナー「実録!ご近所トラブル」。2018年にこのコーナーで紹介した中で、よく読まれた上位3記事を「ご近所トラブル大賞」としてピックアップした。

今回は特別に浄土真宗本願寺派僧侶で東京・四ツ谷「坊主バー」の店主でもある藤岡善信さんと一緒に振り返る。日頃から人の悩みを聞いたり、トラブルの相談を受けたりすることが多いという、いわばお悩み相談のプロ、藤岡さんの見解は――。

藤岡善信さん(Jタウンネット撮影)

藤岡善信さん(Jタウンネット撮影、以下同)

3位は「花壇グチャグチャ」トラブル

【3位】「家の前でサッカーはやめて!花壇がグチャグチャ...15年間のつらい日々」(都道府県・年齢不明)

6月8日に公開したこの記事は、このコーナーでもたびたび登場している「道路族」に関するトラブルだ。

(画像はイメージ)

(画像はイメージ)

投稿者の女性Aさん(都道府県・年齢不明)は、住宅地の道路でサッカーをして遊ぶ子どもたちとその親との、15年間にも及ぶトラブルを抱えている。最初は1軒のお宅とのトラブルだったのが発展し、最初に遊んでいた子どもたちが大きくなった今でも、続いているようだ。

マイホームを新築したが、木や花を植え、芝生をひいたばかりの庭が子どもたちのボール遊びでぐちゃぐちゃに。あまりにも頻繁で、親に事情を伝えると「うちの子バカだから」とか「昔からそこで遊んでいたんだ」と言って、話にならず......。

たまりかねて、家の前に「お花を折らないで」という貼り紙を出したところ、親が見に来てさらに悪化。近所中に悪口を言われ続け、今では「怖いおばさん」扱いに。住んでいるのも苦痛な状態だという。

僧侶からの言葉――「サッカーたのしいよね」と共感

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15年間もつらい目にあわれて、本当にお気の毒です......。子どもを道路で遊ばせるのは、昔ながらの光景ではありますが、危険な場所もありますし、それがいいのか悪いのかは一概にはいえないところではあります。

「花を折らないで」というのは、結局自分のことを考えた言葉ですから、それよりも「子どもたちに事故が起きると危ない」という形で気付かった言葉をかければ、相手の受け止め方もちがったかもしれません。相手を注意するときには、一度、受け入れることが大切なんです。

たとえ、悪いことをしている子だとしても「サッカー、たのしいよね、いいよね。たくさん遊んでいいのよ。でも、車気をつけてね。お花にもやさしくね」くらいのほうが、子どもたちも「このおばさん、わかってくれる。優しいな」と受け止められ方が変わってくるのではと思います。

一旦受け入れられたと思うと、相手にも「気づき」が生まれやすい。これは子どもだけでなく、大人にもいえることですけどね。
(浄土真宗本願寺派僧侶、四谷「坊主バー」店主 藤岡善信 談)

坊主バー
https://vowz-bar.com/
住所:東京都新宿区荒木町6番地AGビル2階
電話:03-3353-1032
ツイッター 四谷 坊主バー(@yotsuya_vowzbar)

「いつでも開かれたお寺」をコンセプトにしたカジュアルでアットホームなバー。現役の僧侶の話に耳をかたむけ、人生を語り合うひとときを過ごしたいと、世界中から客が訪れる。1日2度ほどお経の時間がある。一番人気カクテルは極楽浄土」(800円)。

「極楽浄土」(800円)

「極楽浄土」(800円)

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