「いきなりステーキ」多すぎ!? ヤフー検索大賞「地域部門」、珍事のワケは
ヤフーは2018年12月5日、「Yahoo!検索大賞2018」を発表した。これは前年と比べて検索回数が急上昇した人物や作品などを表彰する企画だ。
「今年の顔」として大賞に選ばれたのは、男性アイドルグループ「King&Prince」(キンプリ)。そのほかにも、中村倫也さん(俳優部門)やひょっこりはん(お笑い芸人部門)など、豪華な顔ぶれがズラリと並んだ。
だが、ネット上で思わぬ注目を集めたのは、47都道府県別の「ローカルカテゴリー」部門の選出結果だ。驚くなかれ、なんと6地域で「いきなりステーキ」というワードがトップを獲得したのだ。――いったい、なぜ?
運営会社社長も「本当にとても嬉しい」
ヤフー検索大賞の「ローカルカテゴリー」は、検索数が最も急上昇したご当地ワードを都道府県ごとに表彰するもの。今年の結果は、以下の通りになった。
秋田であれば「吉田輝星」、千葉であれば「ディズニー 混雑予想」など、ご当地に関する言葉が選ばれている地域が大半なのだが...。なぜか、岐阜、香川、愛媛、高知、福岡、大分の6地域で、
「いきなりステーキ」
がトップになっているのだ。
ヤフー側は福岡を除いた5県について、「いきなり!ステーキ」の県内初出店が年内にあったため、話題になったのではないかと分析。福岡の初出店は15年だが、県内各所に出店が相次いだため、こちらも注目を集めたようだ。
「いきなり!ステーキ」の進出は、地元民にとってそれだけのビッグニュースなのだろう。それだけ多くの人が、近くの店舗をヤフーで検索しているとも考えられるからだ。
なお、こうした嬉しい結果について、運営会社ペッパーフードサービス(東京都墨田区)の一瀬邦夫代表取締役社長はJタウンネットの取材に、
「去年まで4年かかって187店舗ですが、今年は1年で202店舗出店する事が出来ました。この度、Yahoo!検索大賞2018に『いきなりステーキ』というワードが6地域部門賞を頂けたという事は、本当にとても嬉しいです。ブームから食べずにはいられない。1回食べるとまた食べたくなる。光栄なことだと思う」
とコメント。どうやら、初進出の地域が多かったことも含め、既存の倍以上となる新規出店を1年で成し遂げたことが、今回の「検索大賞」選出に繋がったようだ。
また一瀬氏は、全国の読者に向けて、
「『店がないから食べれない』といわれないように、美味しいステーキをおなかいっぱい召し上がっていただけるように頑張っていきます」
とのコメントも寄せている。