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温泉&日本酒も楽しめる「宿泊図書館」 埼玉・杉戸町の限定イベントが最高だった

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.11.01 06:00
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館長にインタビュー

イベントの最中、杉戸町立図書館の小暮雅顕館長にインタビューを行った。

全国的にも珍しい公共図書館に泊まるイベントはどう思いついたのか。これについて、

「『丸善ジュンク堂に住んでみる』に影響を受けた」

と回答。お茶や焼き菓子の提供といったスポンサーを付けることも「丸善ジュンク堂に住んでみる」の企画からインスパイアされたという。

しかし、民間ではまだしも自治体でき導入に苦労したのではないか。

「町は新しいことをやっていこうというスタンス。スムーズに事は進んだ」

実は杉戸町では町長ら子どもに対して読み聞かせを行うほか、2009年に「鷺と雪」で第141回直木賞を受賞した推理作家の北村薫さんも杉戸町の出身で現在も居住していることからも図書で街をPRする気持ちが強い。図書館で新しいことを始めるにはうってつけの土壌だ。

館内には北村さんのコーナーも
館内には北村さんのコーナーも

地元の業者もスポンサーになることには協力的だった。しかし、温浴施設「杉戸天然温泉 雅楽の湯」のスポンサー参加は少し難航があったが、

「温泉と読書の相性は抜群。どうしても外せなかった」

との思いから、交渉の末に参加者の利用料金を500円とすることで実現に至った。

昨年の第1回は定員割れを起こしたこの企画。今年は反省を踏まえて急遽10月18日にツイッターのアカウントも開設して、PRを行った。すると、20日の締め切りまでに定員15人に対して29人の応募が寄せられ、抽選を行うまでになった。

今年はたった2日だけで一気に人数を増やし、

「インターネットのPRが良かった」

と振り返っている。

来年の開催は未定だが、仮に開催されればたちまち話題になりそうだ。

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