温泉&日本酒も楽しめる「宿泊図書館」 埼玉・杉戸町の限定イベントが最高だった
自分だけに使える時間
参加者が本の世界に入り込む前にコメントをいただくこともできた。
杉戸町のお隣、白岡市から参加した女性は
「綺麗、広い。場所とか迷うくらい広くて落ち着く」
と満面の笑顔を浮かべ、興奮気味に話してくれた。
春日部市から参加した男性は書棚を見渡し、こうコメントした。
「ここに来るのは2回目。天井が低くて木の温もりを感じる。親しみやすい」
さいたま市から参加した女性は、
「普段は図書館に来ても子どもがいて、自分の本が選べない。今日は思う存分楽しめる」
と話した。
今回の企画が開催されるにあたって、数多くの地元の業者がスポンサーとして参加。焼き菓子やお茶にコーヒー、記者が帰った後にはお酒も振舞われた。
![スポンサーから提供される品のメニュー](https://cdn.j-town.net/images/2018/town/town20181030182808.jpg)
![配られた焼き菓子](https://cdn.j-town.net/images/2018/town/town20181030182831.jpg)
![お茶のコーナー](https://cdn.j-town.net/images/2018/town/town20181030182855.jpg)
![段は貸し出しが行われるカウンターもこの日はコーヒーが置かれた。](https://cdn.j-town.net/images/2018/town/town20181030182924.jpg)
お茶や焼き菓子で一息ついたら再び本の世界に戻る人々。その表情は落ち着きながらも時折、やわらかな笑みが見られる。
この後、近くの温浴施設に向かい、温泉にゆっくりとつかる時間もある。身も心もゆっくりとほぐして、究極の癒しを手に入れるのだろう。
開始から2時間程度。15人の参加者がいるにも関わらず、紙をめくる以外の音がなくなったところで筆者は図書館を後にした。