家に眠っている楽器を寄付してふるさと納税

［ドデスカ！‐名古屋テレビ］2018年10月10日放送の「けさの徳ダネ！」のコーナーでは、楽器の寄付が「ふるさと納税」になることについて紹介されていました。この取り組みは、全国初だそうです。

市内の中学校へ贈られる

三重県いなべ市では、家庭で使われなくなった「休眠楽器」の寄付による、ふるさと納税の実施を始めると発表しました。

寄付したい人が、専用サイトからリユース業者に申し込みして、楽器を発送します。リユース業者は査定額通知と楽器をいなべ市に納付し、いなべ市は査定額に応じた税金の控除と、返礼品として演奏会への招待などをするそうです。

楽器はいなべ市を通して市内の中学校などに贈られます。

市長は「『楽器が無くて困っている』という中学生の声を聞き、仕組みを考えた。吹奏楽部では楽器の個人所有が少なく、所有者が卒業してしまうとそのパートがなくなってしまうこともある」とのことから、この制度を考えました。

全国初の珍しい試みです。使わない楽器を寄付する人にも、中学生にも嬉しい仕組みとなりそうです。（ライター：ｍｏｃａ）