なんでも「供養」する時代です! 印鑑、情報機器、ネット炎上...
物への愛を誠実に
供養と一般的な意味では先の広辞苑のような細かい区分より、「死者に対して」という幅広い意味で使われることが一般的だ。さらに人の生活に関係する物や道具に対しての供養も根付いている。
動物供養、針供養は昔から人の生活に密接しているため歴史は長い。
また、現在儀式として行われなくなったものの供養塔(塚)として寺院に残っているケースもある。
東京・豊島区西巣鴨の妙行寺の境内には「都内の全うなぎ商の菩提心により建てられた」という「うなぎ供養塔」。墨田区の回向院には猫、オットセイ、小鳥とユニークな供養塔が建立されている。


日本全国を見渡せばもっと様々な供養塔がある。京都には微生物の人類への貢献を讃えて「菌塚」があるなど、一見すると訳が分からないものでも、建立された趣意に沢山の思いが詰まっている。