首都圏で初の「計画運休」、関西に続いて定着するか
2018.10.02 20:00
台風一過も「午前も運休でよかったのでは」
台風24号による公共交通の乱れは、むしろ台風通過後に現れた。 関東を通過したのは深夜だったこともあって30日には大きな混乱はなかったが、翌10月1日は朝から鉄道各線でダイヤが乱れ、通勤通学ラッシュに大きな影響が出た。主な原因は、深夜に倒木などの被害が出て点検や復旧に時間がかかったことだが、そこに普段通りに列車が動くものと多くの乗客が詰めかけたことで、各駅は大混雑を呈した。
これについては、「いっそ運休にしてくれた方がいい」という声がツイッターから上がっていた。
今度からは台風の翌日午前中も全線運休で頼みますよJRさんメトロさん??
— ゆゆた?? (@yuyuta_cos) 2018年9月30日
中途半端に動かれるとなんとしてでも来いと言われるやんカイッシャに...
東も始発からは無理!って言って良かったんだよ。復旧に携わる人たち大変だったでしょう...??ありがとうございます??
— 后サリィ☆ in 2020...?? (@WinSary) 2018年10月1日
東は今回初めての計画運休だったそうで。それでも東海や西に比べると遅めなのは否めない。いつもの台風は関東に来る頃には弱まっている事もあって判断は難しかったと思う。
台風が去ってからも安全確認や復旧に時間がかる場合がある。このことを予想できなかったために、10月1日の混乱が生じたと思われるだろう。 計画運休には好意的だが、一方でそのような告知がないと律義に出勤しようとしてしまうこの社会。もう一歩進んで、身の回りが無事でも天候が回復していても、無理に普段通りの生活に戻ろうとしないことが、今回のような混乱を防ぐ知恵となるかもしれない。