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置いてけ堀を探して、猛暑を行く【本所七不思議めぐり(1)亀戸・錦糸町編】

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.07.28 17:00
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錦糸町方面に向かうと次の「置いてけ堀」が

なんだか誰かに呼びとめられている気がしながらも、おいてけ堀跡からさらに東に進み、横十間川にかかる松代橋を渡って、錦糸町駅方面へと向かう。

川には独特の怖さがあるように思える(2018年7月記者撮影)
川には独特の怖さがあるように思える(2018年7月記者撮影)

松代橋を渡れば錦糸町駅は目の前なのだが、その前に少し裏に入り「錦糸堀公園」に行ってみよう。名前にあるように、かつてはこの辺りに「錦糸堀」という堀があったとされ、「錦糸堀が置いてけ堀だった」とする説もある。それ故ここにも、「置いてけ堀」にまつわる珍スポット(?)がある。公園の入り口をよく見ると、めちゃくちゃいい笑顔の河童の像が佇んでいるのだ。

一見単なる公園だがよく見ると......(2018年7月記者撮影)
一見単なる公園だがよく見ると......(2018年7月記者撮影)

河童がめっちゃ笑ってる!(2018年7月記者撮影)
河童がめっちゃ笑ってる!(2018年7月記者撮影)

この河童、一体何なのか。すでにお気づきの方もいるかもしれないが「おいてけえ」の声の主である。正確には、「声の主は河童説」があり、それにちなんで江東橋四丁目町会が設置した河童像だ。

あまりにも屈託のないいい笑顔で、仮に置いてけ堀にいたとしても、「魚、置いていってくれるかな?」と語りかけてきそうだ。

まあ、本所の各地に堀があり、町ごとに「うちの置いてけ堀」みたいな伝承があったとすると、河童の1匹2匹いてもおかしくはない。この像が置かれていること自体が、「置いてけ堀的である」と思えなくもないだろう。

公園から数十メートルも歩けば錦糸町駅です(2018年7月記者撮影)
公園から数十メートルも歩けば錦糸町駅です(2018年7月記者撮影)

前編のつもりだった亀戸・錦糸町エリアで、また1エピソード分しか巡れていないのだが、錦糸町・両国エリアでは怒涛の進行を見せるので安心していただきたい。そもそも、本所七不思議の肝になるのは、錦糸町・両国エリアだ。ご期待いただきたい。(つづく)

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