「鳥栖はほぼマドリード説」、トーレスがサガン加入するので検証してみた
まだまだこじつ......探すぞ、ほぼマドリード
さらに他のデータも見てみよう。面積の差や、そもそも片や首都といった機能的な差もあるので、人口は圧倒的に異なる。マドリードは318万2981人(2017年時点)、鳥栖市は7万3280人(2018年6月時点)。
さすがに鳥栖市の人口が今後300万人増になるのは無理があると思われるが、「平成29年版 鳥栖市統計書」を見ると、人口推移は一定して増加傾向にあり、「地方都市の人口は減少傾向」というイメージに当てはまらない。
九州新幹線の新鳥栖駅や、九州を縦横断する主要高速道路がクロスする鳥栖ジャンクションも有しているし、今後の発展次第では九州の陸の玄関口としてさらなる飛躍を遂げ、マドリード並の都市になったりならなかったりするかもしれない――。
話がそれてしまった。なかなかデータでは噛み合わないなと考えながら、マドリードの紋章を見ていると、気が付いてしまった。このクマに見つめられている緑の塊、鳥栖市鳥ののメジロをモチーフにしたイメージキャラクター「とっとちゃん」じゃない? とっとちゃん、クマに追われて木の上に逃げたんじゃない?
マドリード市議会の紋章仕様書を見たところ、これはとっとちゃんではなく、ツツジ科の低木「イチゴノキ」を表しているとのこと。イチゴとついているものの、果物のイチゴとはまったく異なる植物なのだが、佐賀といえば独自のブランドイチゴ「さがほのか」がある。ももちろん鳥栖市でも栽培されているのだ。
また鳥栖市の「市の木」は、やはり赤い実をつける低木「モチノキ」だ。イチゴというキーワード、赤い実......。紋章がマドリードと鳥栖のつながりを暗示していたんだよ!
そろそろみなさんに怒られると思われるので、止めておこう。ともかく、ほぼマドリードである鳥栖で、トーレスの勇姿を見ることができるのなら、もはやこれは「マドリードに行ってきた」と言っていいレベルだ。
東京からマドリードは直行便でも13~4時間要するが、鳥栖なら飛行機で約2時間、電車でも約6時間。今年は九州のマドリード(今思いつきました)に行くしかない。