豊洲市場、開業まで5か月! 周辺はいま、どうなっているのか
行き交う車も、通行人は少なく
豊洲市場は5街区(青果棟)、6街区(水産仲卸売場棟)、7街区(水産卸売場および管理施設棟)から構成される。延べ床面積は9万7000平方メートルと、築地市場(28万5000平方メートル)の1.7倍に相当する大きさだ。
記者が「都会の秘境駅」と呼ばれて久しい、ゆりかもめ線「市場前駅」に降り立ったのは、13時半頃。
同駅で降りた人はほかにおらず、ホームには逆方面の豊洲行の電車を待つ作業着姿の男性が1人座っているだけだった。

ホームにはこの男性しかいなかった
駅を出て、赤信号で待つ自動車の数を数えてみた。
豊洲駅方面へは4台ほどであったのに対し、市場方面へは10台以上が停車。タクシー、一般車、トラックと様々な車が行き交っていた。
青果棟がある青果門付近では、青果棟の説明を聞きながら市場関係者と思われる一行が歩く様子も見られたが、他は時折自転車で走行する人がいたくらいで、歩行者は少なかった。


警備員がいる方が青果門
前回(16年12月)、編集部が訪れた時には、管理施設棟に「豊洲市場」の文字を覆い隠していそうな箇所が見受けられたが、

と写真のように今回も隠されていた。
以下、付近の様子を写真で説明しよう。

駅につながる階段がいまだに開通されていなかった

交通信号にはカバーが。信号奥にある棟の一番上に覆われているのが「豊洲市場」の文字だと思われる箇所。

標識にも何も書かれておらず

追加対策工事に関する説明看板

管理施設棟とゆりかもめの列車