青か白か、ネギの好みはどっち？石川県民の意見を聞くと...

生産は白ネギが多い

全国的に見ると、関西は青ネギ、関東は白ネギを好む傾向にあるそうです。

ネギをたっぷり食べさせてくれる、金沢市内のラーメン屋「らーめん藤」。スープが見えなくなるほど青ネギがたっぷりかかっていました。

ネギがあってこそのラーメン。九条ネギや万能ネギなどの青ネギは薬味としての効果もあります。また、白ネギはすき焼きなどの名脇役として、欠かせない野菜でもあります。

白ネギと青ネギ、どっちを使いますか？　という質問に対して、石川県民は意見が分かれました。

近江町市場にある北形青果の店主によると、金沢は冬場に、非常に甘くてとろっとしておいしい白ネギをよく食べるとの話がありました。しかし、京都や大阪の食文化を継承しているので、九条ネギも良く食べるのだそうです。

関西は天候に恵まれて暖かい気候なので、葉が良く育ち、青ネギが出回ります。一方で、関東は土の中で育ち、日持ちがよい白い部分を好む傾向があるのだそうです。

石川県のネギ生産量は47都道府県中44位。しかもほとんど白ネギです。

それでも旬のものをおいしく食べるために、両方のネギを好んで使い分ける。旬の味に敏感な石川県民ならではかもしれませんね。（ライター：りえ160）