小倉の繁華街で、芋洗坂係長が全力ダンス! まだまだ夜は終わらないぞ...
2018.03.21 20:00
「北九州=危険」のイメージを払拭したい
動画は、芋洗坂係長が美味しそうな食べ物を食べるところに始まる。
至福のひとときのなか、ふと手帳を見ると――15時から予定が入っていることに気づき、途端に焦り、オフィスへ走っていく。途中、杖が地面に刺さった老人を助けようとするもうまくいかなかったようで、あわてる係長。急いだものの功を奏さず、残念ながら時間に遅れてしまう。
その日の夜、トボトボと小倉を歩く芋洗坂係長を、繁華街の光が包み込み――?
動画を見てもわかる通り、激しいロック調の音楽に合わせ、繁華街の艶やかでバブリーな雰囲気の女性たちとともに、芋洗坂係長が激しく踊り狂う。往年のキレを感じさせる迫力あるダンスに、思わず目を見張ってしまうだろう。
どうして、この動画が生まれたのだろうか。Jタウンネットが2018年3月20日、北九州市役所の市民文化スポーツ局安全・安心推進部安全・安心推進課に取材したところ、担当者は、
「アジア系の外国人観光客が多く来ていることもあり、いま小倉の街はにぎわい、とても平和な街になっています」
と語る一方で、
「以前に暴力団関係の事件が起きていたことで、一般の方々にとっては、『北九州=危険』という印象がぬぐえていないのが現状です。そのイメージを払拭するねらいで今回、心が温まるような、明るいイメージのPR動画の作成に至りました」
と説明した。
「今回の動画では名所・名物について説明しておらず、『明るい』『元気』といったキーワード・イメージだけを押し出しています。また、夜の繁華街のPRというのもあって朝方にはやや流しづらいところもあります。ただ、全国でもこうしたPR動画は珍しいと思いますね」
と笑った。
「小倉繁華街PR大作戦」の今後については、
「『ポッキリー小倉』の取り組みを軸に、外国人観光客にわかりやすく小倉の繁華街を楽しんでもらいたいですね。加えて、店の方々からの意見で、何か新たな取り組みが生まれてくればと思いますし、市としてはそうした取り組みの下支えができればと思います」
と語った。