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広島カープのキャンプ地宮崎・日南 地元スナックの名物ママが語る選手の横顔

ご当地テレビ視聴隊

ご当地テレビ視聴隊

2018.02.17 07:12
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[Jステーション-広島ホームテレビ]2018年2月6日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」で、広島東洋カープと宮崎・油津との絆が紹介されました。

駅舎を赤く塗りかえた油津駅(えすぱにぃさん撮影、Wikimedia Commonsより)
駅舎を赤く塗りかえた油津駅(えすぱにぃさん撮影、Wikimedia Commonsより)

緒方監督も選手時代に通った

日南ではカープ日本一を後押しすべく、駅舎が真っ赤に生まれ変わるなど、ますます盛り上がりを見せています。

広島から遠く離れた町とカープ。そこには強い絆がありました。選手たちが練習をする天福球場がある町、油津。夜もまばゆいネオンが輝きます。

この町でスナックを営み、25年になる「ナイト・イン東京」の松下よしみさんは、よしみママの愛称で親しまれ、多くのカープ選手らを接客してきました。

「前の古い球場の時は、お客さんがまばらだった。2、30人いるかなみたいな感じだったけど、今(天福球場に)行くといっぱいだから本当びっくりしている」とよしみママ。緒方監督も現役時代は、たびたびこの店を訪れたといいます。

「現役のころ、背番号9のころは、よくカラオケを歌っていました。20曲ぐらい歌ってから、エンジョイして帰る。ストレス解消かな」と笑いながら教えてくれました。

今はお店でじっくり飲むことも少なくなったといいますが、よしみママによると「(緒方監督が)入り口から顔を出して『いつもありがとう。みんなが来たら楽しく飲ませてあげてくださいね。本当は飲みたいけど、(コーチや選手に)気をつかわせるといけないから僕はホテルに戻ります』って言うんです」とのこと。

監督になり、少し遠い存在になってしまったと言いながら、それでも週末に控えたカープ油津駅のお披露目式には、声援を送りに行くといいます。

50年以上前から、カープがキャンプをはる日南。地元の油津商店街も、カープ人気の上昇と共に、にぎわいを取り戻しました。経済産業省の、「はばたく商店街30選」にも選ばれるなど、カープは貴重な観光資源となっているんです。

油津応援団の黒田泰裕代表は、「なんとしても今年はカープを日本一にしようということで、油津駅を赤く塗って、日本一のカープ駅にする準備を進めている」と言われていました。

さらに町を盛り上げるためにも、34年ぶりの日本一を後押ししようと企画された今回のプロジェクト。カープ油津駅のお披露目式当日は、およそ1000人の地元関係者やファンが駆けつけました。

よしみママも仕事を終え、ほぼ寝ずに駆けつけました。「すごいたくさんの人」と喜んでいます。

緒方監督が外壁に残った最後の一塗りを赤く塗って、幕がはがされ、カープ油津駅がお披露目となりました。

互いに支え合うカープと日南、さらなる発展にむけ、その絆はさらに強くなりました。この絆がこれからもずっと続いていくことを、祈りながら見守りたいですね。(ライター・石田こよみ)

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