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上京するか、愛媛に残るか... 県が作った「暮らしやすい街」PRマンガ

Jタウンネット編集部

Jタウンネット編集部

2018.02.13 17:00
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愛媛県では、「ヒメのいるまち ~A Place of My Own~」という漫画がある。あまりその名前を聞いたことがない人もいるかもしれない。

実はこの漫画、雑誌などに掲載されているようなただの漫画ではない。愛媛県が「愛媛で暮らす魅力」を伝えるべく作った、PR漫画だ。

「ヒメのいるまち ~A Place of My Own~」(画像は愛媛県庁企画振興部政策企画局総合政策課提供)
「ヒメのいるまち ~A Place of My Own~」(画像は愛媛県庁企画振興部政策企画局総合政策課提供)

漫画家目指す主人公、上京するか、愛媛県に残るかの狭間で

「ヒメのいるまち」は、愛媛の地元大学に通いながら漫画家を目指す佐倉ヒメが、漫画の賞を受賞するところに話が始まる。その後、編集者から上京をすすめられ、愛媛県に残るか上京するかの決断を迫られる......という話だ。17年10月2日に第1話が公開され、18年2月5日には最終話の第8話が公開されている。

愛媛県庁企画振興部総合政策課の担当者は、2018年2月13日のJタウンネットの取材に対し、

「愛媛県でも他の県と同様に、人口の減少や若者の流出が課題になっています。そのなかで、若い世代に対して愛媛の魅力について気軽に伝えるものとして、漫画を制作しました」

と、その経緯について語る。

15年の国勢調査を基にした愛媛県の発表によれば、15年10月1日時点での総人口は1947年以降140万人を初めて割り込んだ。また、0~14歳までの年少人口が総人口に対し12.4%である一方、65歳以上の老年人口は総人口に対し初めて30%を超え、人口の減少と少子高齢化の傾向が著しい。

評判について、

「インターネットのアクセス数だけでみると、17年10月から18年1月末の期間で2万5000程度ありまして、多くの方に見ていただけているのかな、と考えております」

と語った。一方で、その効果については

「漫画だけで愛媛県に残る、ということはなかなか難しいのが現状ですが、子どもの教育政策や社会保障などの問題を解決しながら、並行して人口の減少に向き合っていければと思います」

と、人口減少への取り組みについて語った。

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