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エイリアンかな? 若狭湾で釣りにかかった「深海魚感ある生物」の正体

野口 博之

野口 博之

2017.12.19 21:00
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ゴカイの仲間の口の前に突き出ている部位らしい

一体、この「生物」は何なのか。12月16日になって、ゴカイなどを研究している専門家が、萩博物館のフェイスブックに「生物」の正体について書き込んだ。

それによると、ボウセキウロコムシ科に属する肉食性のゴカイの仲間の体の一部だとみられる。ゴカイは、細長い体に毛がたくさん生えており、体の一部とは、口の前に突き出ている部位の「吻(ふん)」だという。

博物館もこの日、「当館学芸員からの話によりますと情報収集の結果、さる筋からとある多毛類ウロコムシ科の咽頭?(→吻)か、という情報を頂いていた」とし、専門家からの詳しい情報提供に謝意を示した。

この専門家は、ツイッター上で、若狭湾で見つかった投稿写真の「生物」についても同様の見方を示した。

ゴカイは、海底に生息しており、専門家によると、釣りエサを食べて引っ張り上げられ、巣の中で抵抗して、口から消化管の部分がすっぽり抜けたのではないか、というのだ。吻だけがエサ釣りでよくかかるという。

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