「すごく快適」「アテンダントかっこいい」 京阪プレミアムカー、初日から大反響
リクライニングシートなどが付いた指定席の「プレミアムカー」が、京阪電気鉄道の特急車両で8両中1両に導入された。ツイッター上などでは、乗車した人らから様々な意見が書き込まれている。
専属のアテンダントに迎えられ、ゴールド色に輝くVIP席入口のようなドアから入ると、今度はブルーの色彩に満たされた車内のリラックスした空間が広がっている。
手すりにコンセント、無料のWi-Fi
ノートパソコンを取り出しテーブルに置いて、手すりのコンセントに電源を差し込む。シートを倒して、無料のWi-Fiでネットサーフィンを始めると、ひととき仕事のことは忘れて......。
ネット上に投稿された写真や動画を見ると、京阪電気鉄道のプレミアムカーは、こんな車内での過ごし方が楽しめそうだ。
プレミアムカー付きの特急電車は、京阪本線・鴨東(おうとう)線の淀屋橋(大阪市中央区)―出町柳(京都市左京区)両駅間を片道54分で結ぶ。上下線で、平日は計95本、休日は計113本が運行する。2017年8月20日にスタートし、翌21日からは、プレミアムカー以外の7両も指定席になる朝の「ライナー」も1日2本、区間限定で運行を始めた。
プレミアムカーには、計40席が用意され、乗るための追加料金は、距離ごとに400円か500円。3分前まで予約できる。受け付けは、2週間前からだ。
8月11日に行われた試乗会は、応募倍率が100倍を超える人気だった。そして迎えた運行当日は、乗車を楽しんだという声がツイッター上で次々に上がった。
プレミアムカー、乗ったどー??もー快適すぎてクセなりそう? #京阪電車 pic.twitter.com/TFAf3vgYLi
— Rebecca"REB-METAL" (@pink_dancingcat) 2017年8月20日
プレミアムカーには電源コンセントやテーブルが装備されているので、とても便利ですよ?(^_^) #プレミアムカー #京阪 pic.twitter.com/CK10iUXF8N
— ☆*:.。. forest .。.:*☆ (@miraikun610) 2017年8月19日
京阪プレミアムカーのアテンダントさん?パーサーさんっていうのかな?かっこいい男性の方もいるんですね?
— 乗り鉄太郎 (@yahitam) 2017年8月20日
この人ファン出来そうなぐらいかっこいい人よ!
トイレを付けたり窓の配置を改善したりしてとの声も
一方で、もう少し改善してほしいところがあるとの要望も書き込まれている。
京阪8000系のプレミアムカーはトイレがあれば完璧なんだけど...>RT
— マー兄ちゃん (@massy7001) 2017年8月20日
昨日から始まった京阪電気鉄道のプレミアムカー。今朝の掲示板の状況です。京橋まで、予約が取れないですね。#京阪#プレミアムカー pic.twitter.com/l1VlDEeOXk
— ねぎ麻呂 (@negimaro) 2017年8月20日
先ほど、京阪プレミアムカーを終点前乗り通して思ったこと。
— yasu (@yasu_travel) 2017年8月20日
・豪華っちゃあ豪華です。
・一人席は窓壁と隙間があって個人的には落ち着かない
・電源コンセント2Aスゲー!
・座席は腰あたりがちょっと落ち着かない。
・改造車だからどうしようもないが、窓割は何とかして欲しいなー。
京阪電気鉄道の広報担当者は8月21日、Jタウンネットの取材に対し、プレミアムカーの手応えについてこう答えた。
「まだスタートして1日ぐらいしか経っておらずお客さまの声は集計中ですが、反響は大きいと思っています。予約は、平日お昼の時間帯なら比較的取りやすいでしょう」
プレミアムカーを導入した理由については、こう説明する。
「出勤時などに、座席を予約して座りたい方も多くおられるのではと考えました。外国人観光客が増えており、利用していただけたらと思ったことも理由の1つです。少子高齢化で人口が減っている中で、利用客を増やして収入増につなげたいということもあります」