石川に「貴重な蓄音機」が集まってくる
2017.08.20 07:06
[となりのテレ金ちゃん-テレビ金沢]2017年8月9日放送の「仰天コロンブス」のコーナーで、金沢市尾張町にある金沢蓄音器館から中継を行っていました。
金沢ひがし茶屋街からもすぐで、歴史的で風情ある中にも近代的な道並みがある場所です。
収集・修理をする珍しい施設
この金沢蓄音器館は600台の蓄音器と3万枚のレコードを保管している全国的にも珍しい施設です。
中継では昭和26年に作られた蓄音器が綺麗な音色を奏でていました。
蓄音器というものは、知っているものの見たことがないという人が多いと思いますが、ここでは様々な蓄音器を見ることができます。
蓄音器は1877年、エジソンが発明しました。エジソンは耳が悪かったのですが、何度も聞き返すのは嫌だったそうで、声を録音する目的で蓄音器を作ったと言われています。
当時のものは電気ではなくゼンマイ式で、小さな針がレコードの溝から振動を受けて大きな音にしています。
昔は大変貴重なもので、家1軒が建つくらいの値段の蓄音器もありました。
この蓄音器館の初代館長がレコード屋さんだったのですが、捨てられた蓄音器を拾って直していたそうです。そのうちに全国から修理の依頼などが増えて、このような施設になったそうです。
ものを大切にする心が、蓄音器館の始まりだったのですね。(ライター:りえ160)