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スーパーに大量の爆竹が... 長崎県民「あたりまえやろうもん」

松葉 純一

松葉 純一

2017.08.09 11:00
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「道路で10箱くらい積んでまとめて火をつける......」

もも@九州(@netbooker_momo)さんのツイートより
もも@九州(@netbooker_momo)さんのツイートより

ツイッターには、投稿者同様に驚いた人からの声が届いている。

「やだぁ物騒な土地ねぇ」「そういう風習があるのかしら...」などといった感想だ。

ところが地元の人からはこんな反応が......。

「あたりまえやろうもん」「長崎じゃ普通すぎて」「お墓参りの季節ですし」といったコメントだ。

長崎県では、お盆に「精霊流し」が行われる。初盆を迎えた故人の魂を弔って送る行事だ。盆提灯や造花で飾られた精霊船に故人の霊を乗せ、「流し場」と呼ばれる終着点まで運ぶという。

長崎市の精霊流し(Hisagiさん撮影、Wikimedia Commonsより)
長崎市の精霊流し(Hisagiさん撮影、Wikimedia Commonsより)

この「精霊流し」に欠かせないのが、爆竹というわけだ。この爆竹には魔除けの意味があり、精霊船が通る道を清めるためとされている。

「ダンボールで爆竹買って、中の小分け箱(200本位入ってる)に直接火を着けて投げる」「道路で10箱くらい積んでまとめて火をつける、お盆のお墓参りでお墓で一箱まとめて火をつける」などと、爆竹の使用法を解説する人もいる。

「精霊流しはさだまさしの歌のイメージとは大きく違って非常に爆竹の音がうるさいです」「精霊流しじゃなくても普通の墓参り時に持参してバンバン鳴らします」「盆は墓やら道端が爆竹の残骸だらけで掃除も大変さ」といったコメントも......。

長崎に、今年も爆竹の季節がやってくる。また長崎だけでなく、熊本や佐賀の一部でも同様の風習が見られるそうだ。

長崎市内の路上に散乱する大量の爆竹(Hisagiさん撮影、Wikimedia Commonsより)
長崎市内の路上に散乱する大量の爆竹(Hisagiさん撮影、Wikimedia Commonsより)

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